ラズパイでApacheの設定を変えたいのにどこを編集すればいいのか分からない…
そう思うこと、ありませんか?
そんな疑問にお答えします。
Apacheに限らずLinux系OSのソフトウェアは細かい設定の変更が難しく、初心者の方にはつまづきやすい点となっています。
今回はApacheというwebサーバーの設定の変更方法、意味、場所についてわかりやすく解説します。
環境
以下の環境で動作確認済みです。
- Raspberry Pi 4
- Raspberry Pi 3 Model b+
動作確認していませんが、Ubuntuでも大丈夫だと思います。
注意
ApacheはOSによってapache2やhttpdなど呼び方が違ったりします。
Raspberry Pi(以下、ラズパイ)の場合はapache2です。
当記事はCentOSやWindowsSerevrをお使いの方には対応していませんので、ご了承ください。
設定ファイルの場所・ディレクトリ構成
以下のようになっています。(主要なもののみ表示しています)
/
|
etc
|
apache2
|
sites-available apache2.conf ports.conf
|
000-default.conf default-ssl.conf
mods-availableというファイルにはたくさんのファイルがありますが、内容を書き換えることはないと言ってもいいでしょう。
設定ファイルの役割・意味
表にまとめるとこうです。
ファイル名 | 役割・意味 | 場所 |
apache2.conf | Apacheの基本的な設定 | /etc/apache2/apache2.conf |
ports.conf | サーバーのポートの設定 | /etc/apache2/ports.conf |
000-default.conf | Virtualhost等の設定 | /etc/apache2/sites-available/000-default.conf |
default-ssl.conf | SSLの設定 | /etc/apache2/sites-available/default-ssl.conf |
apache2.conf
サーバーの名前、ドキュメントルート、ログなどの基本的な設定を保存します。
特にこだわりがない方はこのファイルのみ編集すればOKです。
ports.conf
ポート番号の設定を保存します。
SSLを導入した際に編集します。
000-default.conf
主にVirtualhost(バーチャルホスト)の設定を保存します。
サブドメインをとVirtualhostを使って1台のマシンで複数のサイトを作ることができます。
.htaccessを使ったリダイレクトとは違います。
default-ssl.conf
主にSSLに関するVirtualhost(バーチャルホスト)の設定を保存します。
000-default.confと違うのは、SSLの鍵ファイルの設定を行う点です。
以上です。
いかがだったでしょうか。
分からない、できない、質問等あればコメントまでお願いします。
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